iPad,iPhoneを使って、お子さんのためにプログラミング教育環境を作ってみてはいかがでしょうか
「先回り、先回り…」
しつこいくらい「iPad mini 4を活かす方法はないか」と毎日試行錯誤しているKiimiです。
文部科学省は、2020年から小学校での「プログラミング教育必修化を検討する」と発表しました。具体的にはどういったことなのでしょうか。
下記引用元に詳しくありました。
~成長戦略にプログラミングが盛り込まれた背景には、第6回産業競争力会議で楽天の三木谷氏が提出した資料が影響していると予想されます。三木谷氏の資料では、ビジュアルプログラミング言語Scratchを使用することなど具体的な内容が提案されていました。~
その話を聞いて「自分の子どもにプログラミング教育を始めたい」という親御さんも多いはず。
それにしましても「英語だけではなくプログラミングまで勉強するのか… すごい時代になったものだな」と呟いてしまう今日この頃。そういうことでしたら、いっそのこと先回りしてしまいましょう。そして、先走ってしまいましょう(それはダメですね)。来たる2020年に向けて、今からこのiPadやiPhone(あくまでもパソコンではなくiPad)を使って、プログラミングの学習を始めてみてはいかがでしょう、という提案です。
しかしながら、僕はプログラミングが本職ではありません。ただ今回、このニュースを聞いて「おっさんではあるが、勉強して何かを動かしたい」という気持ちが芽生えました。
どんな言語を勉強するのがいいのか、そして、iPad mini 4(ここがキモですが)どんな環境が良いのかを調べて見ました。現在、このご提案した環境で、張り切ってプログラミングを少しずつ学んでいます。そんな初心者レベルの僕が紹介するのは心苦しいのですが、少しでも参考になれば幸いです。
スポンジのように柔軟に吸収する、お子さんの可能性にかけてみてはいかがでしょうか。
目次
「プログラム」とは一体どんなもの
パソコンにああしなさい,こうしなさいと命令をすることです。
ビジュアルプログラミングで「どんな風に動くのか」を理解します
iPadで進める前にプログラミングとは何か?を肌で感じることが大切かと考えます。ということで、子ども向けの言語(と言いましても大人も楽しめる)「ビジュアルプログラミング」を用いたプログラミング環境をご紹介しようと思います。
まずは…
「Scratch これは有名ですね」
Scratchは、主に子ども向けに利用されている、ビジュアルプログラミングを用いたプログラミング環境だ。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ(Media Lab)のライフロングキンダーガーテングループ(Lifelong Kindergarten Group)が開発している。
ビジュアルプログラミングとは、パズルを組み立てるように、ブロックとして用意されている「命令」を、いろいろ組み合わせるプログラミング環境だ。そもそも「プログラミング」とは、さまざまな「命令」(Scratchの場合は、例えば猫の絵に「動け」「鳴け」と命令する)を組み合わせて、コンピュータに実行させることである。英語だと「programming」、つまり「(コンピュータに命令する順序を)計画する」ということだ。
文部科学省の「プログラミン」というものもあります。
プログラミンは、きみの絵に命をふきこむ不思議な生物。一匹ごとに違う役割をもっていて、動かしたい絵の上に、動かしたい順番で積んであげると、その通りに絵を動かしてくれるんだ。
プログラミン一匹で出来ることはとても単純なことだけど、組合わせしだいで、いろいろな動きをさせることができるよ。
「もしかしたら、こんなことができるんじゃないかな?」
と、思いついたら、さっそく試してみよう。
きみにすごいアイデアがあって、そのための組合わせや並び方を発見できれば、アニメだって、ゲームだって本当に作れるかもしれないね!
きみだけの作品を作ってみよう!
- MOONBlock(ムーンブロック)
http://moonblock.jp/ - VISCUIT(ビスケット)
http://www.viscuit.com/
などがあります。
実際に始めるとしたら、どんな言語がいいのでしょうか?
プログラミングをすると、命令することで「あぁこんな風に動くのか」ということが分かったところで、どんな言語で始めていけばいいのか考えてしまいます。自分なりに色々調べて見たのですが、JavaScript(とHTMLとCSS)はいかがでしょうか。
その選んだ理由ですが
JavaScriptは、Webブラウザ(ホームページを見るためのアプリ)さえあれば実行できます。
本来、他の多くのプログラム言語の場合、動かすための開発環境を構築しなければならないのですが、Webブラウザですので「すぐにプログラムを書き始める」ことができますので、(僕も含めて)JavaScriptを学ぶのに非常に向いています。他はメモ帳などのエディタさえあればすぐ始められます。
JavaScriptとは
JavaScriptは、Webブラウザ上で動かすことのできる簡単なプログラム言語です。HTMLだけでは動くWebページはできませんが、JavaScriptを使うとWebページにさまざまな動きを入れることができるようになります。http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0911/18/news110.html
<参考> Javascriptとは何かが分かるホームページ
http://www.atmarkit.co.jp/fcoding/index/js.html
JavaScriptでしたら、自分が書いたプログラムの結果が普段使っているブラウザで確認できますので、お手軽だと思います。
インターネットの様々な場面でJavaScriptは使われています。
環境を細かく設定したりする必要がありませんので、プログラム習得のきっかけとしては最適ではないでしょうか。
「JavaScriptは、こういうものですよ」
と遊べて作れる学習サイトがありましたので、こちらも下記引用元で載せております。
ご確認ください。
こどもと一緒にゲームを作りたくて、JavaScript(ジャバスクリプト)でプログラミングの楽しさを体験してもらうための教材を作ることにしました。
最初は意味が判らなくても大丈夫です。まずは、動かしてみて何が起きるのか見てみましょう。
1つ1つ過程を追いかけながら作って行きますので、その都度、何のための作業なのか確認しながら進めましょう。
用意する物は、テキストエディタとブラウザです。できれば、親子でチャレンジしてください。
プログラミングする際、記号を入力することが多いので、キーボードがあると便利です
プログラミングを行う際、どうしても必要なのはキーボードです。iPadの画面上でタッチして入力するオンスクリーンキーボードですと入力効率が上がりません。
僕の中では、Reudo(リュード)一択。
お値段はちょっとはりますが、キーピッチが適切で入力しやすいのです。
コード入力するアプリはどうしましょう
パソコンですとWindowsに入っているメモ帳を使って入力していけばいいと思いますが、iPadやiPhoneですと、アプリを組み込む必要があります。
JavaScript Anywhere
これ1つで、JavaScript(HTML,CSSも)を作成する事ができます。
Dropboxのアカウントを作って、子どもさんが作ったファイルをDropboxに置くことで、ネット環境さえあれば、いつでもどこでも作業をとりかかることができます。
有料のアプリですと…
Coda.
ユニバーサルアプリですので、iPhone,iPadの両方に入れることができます。
サポートしている言語が多いことと、先程の「Dropboxの共有」と同じようにiCloud Driveの連携を行うことができます。
iPadを使った学習の方法。一度に全ては無理でも、タイピングから始めさせるのだっていいわけです
上記でご紹介したアプリを組み込むことですぐ始められるわけですが、学習を進めていくのにテキストが欲しいですね。例えば、iPadでしたら「Split View」を使って、2画面表示にして学習してみるのはいかがでしょうか。
Kindleに電子書籍の内容を表示させておいて、Split Viewを使って画面を分割します。
iPhoneにはSplit Viewがないのですが、ホームボタンを2度押してマルチタスク画面にした上で(上画面)、iPadと同じようにSafariやKindleに表示しているテキストのプログラムを1行暗記して、再度マルチタスク画面から開発環境アプリに戻って入力していく…
ちょっと無理があるかもしれませんが慣れればできます。
注意点として、KindleアプリはSplit Viewには対応していません(2016年6月現在)ので、左側にしか表示することができません。
いかがでしたか。やはりちょっと先走っているのでしょうか…
「言っていることは分かるけど、まだ、子供には厳しいんじゃない、そもそも、満足にキーボード入力することすら難しいのに…」
ということであれば、アルファベットの入力練習から始めてみてはいかがでしょう。大文字・小文字の違い、ローマ字入力での日本語入力を習得できます。習うより慣れろです。今や、インターネット上でタイピング練習できる環境は揃っております。
いずれにしましても「うちの子にやらせてみたい!」と思われましたら、とりあえず環境だけでも整えてみてはいかがでしょうか。もしかすると、自分で一生懸命入力したものが動くことによって「面白い!」と感じてくれるかもしれません。