今更ながら「ミネラルウォーター」について調べてみました
「常に購入しているので…」調べてみました。
目次
硬水と軟水の違い
ミネラルウォーターに含まれるカルシウムとマグネシウムの量によって決まります。この2つが少ないのが「軟水」、多いものが「硬水」と呼ばれており、日本で売られている国内外のミネラルウォーターの約200銘柄のうち、約8割が軟水です。そのため、軟水を飲みなれている人には、硬水は飲みにくく感じられることがあります。
ミネラルウォーターの正しい選び方
飲みやすい水が欲しい時、硬度300mg/L以下を目安にします。
硬度の低い順 | ||
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↓ | サントリー 南アルプスの天然水 | 30mg/L |
↓ | コカ・コーラ い・ろ・は・す | 37.3mg/L |
↓ | 大塚食品 クリスタルガイザー | 38mg/L |
↓ | キリンビバレッジ ボルヴィック | 39mg/L |
↓ | スリーポンド貿易 SOLAN DE CABRAS | 253mg/L |
↓味の違いを感じる人が多くなる↓ | ||
↓ | 伊藤園 エビアン | 304mg/L |
↓ | 春日商会 サンペレグリノ | 674mg/L |
↓ | ポッカサッポロフード&ビバレッジ ゲロルシュタイナー | 1310mg/L |
自然の状態に近い水が欲しいなら「ナチュラルウォーター」もしくは「ナチュラルミネラルウォーター」と書かれたものを選びます
ラベルの名称欄に「ナチュラルウォーター」または「ナチュラルミネラルウォーター」と表示があれば自然の状態に近いです。
「ある1つの水源の地下水を使い、濾過、沈殿、加熱殺菌以外に手を加えていないものは、汲み上げた地下水中の微細な砂礫などからホコリや砂などを除去したり、最低限の加工しかしていない」
という意味になります。
「天然」「自然」などのタイトル文字は、ナチュラルウォーターかナチュラルミネラルウォーターでなければラベルに入れてはいけないという「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」があります。そのため、このタイトル文字がより天然に近い水を探す目安となります。
ミネラルウォーターには複数の水源の地下水を使ったものが存在しています。一部、蒸留水や水道水などを殺菌したものや、地下水の成分組成を大きく変える方法で製造しているものもあり、その場合はラベルの名称欄に「ボトルドウォーター」と書かれています。
料理など使う時は、硬度100mg/L以下未満を選びます
硬度が高いとコメが吸水しなくなるため、ふっくらとした食感にならずパサパサになってしまいます。したがって、ご飯を炊く時は硬度が低い水を選びます。
紅茶の場合、硬度が高いと水中のミネラルが邪魔をして紅茶の成分が溶け出しにくくなるため、軟水で入れた場合に比べ味が薄くなります。硬度100〜200mg/Lがおすすめです。
また、硬度は味に影響しますが、アルカリ性/酸性の目安になるpH範囲についてはほとんど関係なく、温度などによっても変化するため、美味しさを求める上では気にしなくて大丈夫です。
ミネラルウォーターの疑問
A,味を考えるとガラスが向きますが備蓄差はほとんどありません。日本で売られているPET容器のミネラルウォーターはほとんどが2年間の賞味期限で、炭酸の蒸発や容器の匂いうつりが気になるのでしたらガラス瓶入りの方がおすすめ、ただしその差はほとんどありません。使い勝手を優先してPET容器でも問題ありません。
Q,水に入っているミネラルはどのくらいなのでしょうか?
A,牛乳は113.5mg/100mlのカルシウムを摂取することができます。カルシウム以外の栄養も豊富です。一方、コントレックスは46.8mg/100mlのカルシウムを摂取することができ0kcalでカルシウムを摂取できます。牛乳が体質に合わない人にはおすすめの飲料です。
Q,美味しい水の条件とは?
A,
- ミネラルのバランス
- 適切な温度
- 酸素が含まれているか
- ニオイ
という条件。軟水なら成分的にはあまり極端な違いはありません。逆に味を悪くするような要素が極力少ないことが美味しい水の必須条件となります。それに加え、ミネラルのバランスが関係してきますが、軟水の場合は含まれているミネラルが微量ですので、どれを選んでも硬水と軟水ほどの大きな味の差がありません。
サントリー「南アルプスの天然水」です。
硬度が30mg/Lと書かれています。品名は「ナチュラルミネラルウォーター」と書かれています。
キリンビバレッジ「アルカリイオンの水」です。
名称は「ボトルドウォーター」となっています。
Asahi「おいしい水富士山」です。
硬度が30mg/Lと書かれています。名称は「ナチュラルミネラルウォーター」と書かれています。