妻の母がスマートフォンに挑戦したい! ということでドコモのプランを必死に検討してみた件
「キャリアのプランは非常に複雑…」
2017年 春
毎年のことながら、各通信事業者では “春のキャンペーン” を大々的に行っています。
妻の母が、この2017年4月 “ドコモの契約更新時期” であると聞き「次はどうしたらいい?」という相談を受けました。ちなみに今持っている携帯は、8年前に購入したシャープ製 “SH906i” FOMA携帯です。懐かしいですね… バッテリーは相当へたっています。
以前から
「スマートフォンに変えたいけど、使いこなせる自信無いし…」
となかなか踏ん切りがつかなかったようですが、今回の契約更新のタイミング。そして、ドコモの春のキャンペーン…
「えいやっ!」
と、思い切って、スマホデビューのお手伝いをすることにしました。
まずは、キャリアをどこにしましょうか。
ドコモに契約変更するのか、それともMVNOにMNPするのか。
そしたら母は
「コストが多少かかってもいいから、スマートフォンに慣れるまですぐに相談できる環境がほしい」とのこと。
とりあえずドコモで2年間使ってもらい、2年後の契約更新時、改めて考えることにしました。
基本プラン(3GB)1,600円+オプション通話5分定額 840円=2,480円(税別)
となります。MVNOの方が確実に安くなるのとデータ量が3GB使えます。
サポートの必要が無ければこちらの選択もありですね。
ドコモに話を戻しましょう…
現在のFOMAのプランから、xi(スマートフォン向けプラン)のプラン変更について検討しました。
タイプSSバリュー 1,864円
ファミ割MAX50(基本使用料50%off)
※2年間、継続利用することが条件
1,864円×0.5=932円(税別)
まずは基本使用料ですが
カケホーダイライトプラン(5分まで無料)1,700円
※2年間、継続利用することが条件
※ちなみにカケホーダイプランは 2,700円
そして、今回はじめて “ケータイからスマホに変更” しますので “はじめてスマホ割” が適用されます。
(2017年3月現在)
カケホーダイライトプランは、-850円
カケホーダイプランは、-1,520円
それぞれ割り引かれます。
この数字だけをみると
「あれっ、カケホーダイプランを契約した方が得なのでは?」
と思ってしまいますが、次に挙げる割引 “シニア特割” を適用させることで、カケホーダイ・カケホーダイライトのプランでも、カケホーダイプランと同様 “-1,520円” 割り引かれます。
適用条件(シニア特割)抜粋 はじめてスマホ割(NTTドコモ)
1,「はじめてスマホ割」の適用条件を満たすこと
FOMA契約からの契約変更、パケットパックへの加入(シェアパック子回線を含む)
2,ご利用者が60歳以上であること(2017年5月31日まで)
このシニア特割により、カケホーダイライトプランで契約した際 “-670円” 割り引かれます。どちらのプランを選択しても月々 “-1,520円” 割り引かれます。
カケホーダイプランを選択するといきなり -1,520円 割り引かれるのですが、シニア特割が新設されたことで同じ割引幅になります。通話頻度を母に聞いてみたところ「そこそこかけるが通話時間は短い」と言うことでしたので、カケホーダイライトプランにしました。これによってカケホーダイのプランと比べて毎月の使用料 1,000円 節約できます。
次はspモードです。
スマートフォンでインターネットを楽しむには必ずこちらに入っておかなければなりません。改めてspモードの中身を確認します。
より便利に、安心してスマートフォンをご利用いただくためのスマートフォン向けプロバイダ(ISP)です。
- インターネット接続
- spモードメール
- spモードコンテンツ決済サービス
- ケータイデータお預かりサービス
- 災害用伝言板
- 災害用伝言板音声お届けサービス
- docomo Application Manager(ドコモアプリ管理)
月額300円です(税別)
最後にデータ量です。
1人向けのパケットパック、データSパック(2GB)を契約することにしました。
こちらは “3,500円(税別)” です。
※こちらのプランはパケット繰り越しができません
「データSパック(小容量)」でも「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」がご契約できるよう、2017年1月30日(月曜)から受付を開始いたします。
これにより月額料金を抑えることができます。
母の家には、ケーブル回線(インターネット)が引かれていて無線LAN環境を構築しています。家にいるときはWi-Fi、外では今回契約する予定のドコモ回線(データパック2GB)を消費する使い方でいきます。仮にデータを使い切ったとしても128kbpsでの通信が可能ですので、こちらで様子を見てもらうことにしました。
利用可能データ量を超えてしまったら…(NTTドコモ)
(2GB超えた場合)利用可能データ量を超過した場合は「リミットモード」となります。「リミットモード」時は、通信速度が送受信時最大128kbpsとなります(翌月1日の0時以降、順次通常速度に切り替わります)。なお、利用可能データ量超過後も通常速度で利用できるオプションサービス「スピードモード」も契約可能です。また、都度1GBずつ追加できる「1GB追加オプション」の申込みも可能です。
更に長期でドコモで契約(15年以上の場合)していた場合、ずっとドコモ割が適用されて “-800円” 割り引かれるのですが、調べてみると契約年数は8年。うーん、残念…
今回は…
SPモード 300円
データSパック 3,500円
はじめてスマホ割 -850円
シニアスマホ特割 -670円
合計3,980円(税別)
という契約にしました。
この2年間の契約の間にキャリアメール “docomo.ne.jp” から “gmail” に徐々に移行します。
プランが無事決まりましたので次は端末です。端末は僕の方で用意しました。
SIMフリー端末 “ASUS Zenphone 3 Laser” を家電量販店で購入しました。ちょっと脇道に逸れてしまいますが、下に物理ボタンが装着していることと、5,5インチの大きなディスプレイサイズがこの端末を選んだ理由です。あと、これはASUS製品全体にあることなのですが、設定メニューの中に “簡単モード” がありまして、これによって、余計なものを隠して普段使うメニュー “だけ” を出しておくことで “らくらくフォン” 的な使い方が出来ます。
さぁ、これで準備は整いました。
いよいよドコモショップへと向かいます。
ドコモに行く際
- シャチハタ
- 免許証、もしくは健康保険証
- クレジットカード
- ネットワーク暗証番号
が必要になると思っていたのですが、今回プラン変更の手続きであったことと、現在使っている端末 SH906i を持ってきたのでその必要がありませんでした。
それにしても本当に久しぶりにドコモショップに行ったのですが、すぐに対応していただけるのですね。店内に入るやいなや、受付前にいたスタッフに要件を尋ねられて “プラン変更” をお願いすると、すぐその担当スタッフが対応していただいたのは嬉しかったです。
先ほど挙げたプランで変更手続きを検討していることを伝えた後、あわせて電話番号も伝えると早速手続きが開始されました。
15分後、新プランが書かれた契約の確認を行いました。書類に書かれた内容を一つ一つチェックしていったところ…
「ん、何か足らない…」
ということで下のカコミをご確認ください。
店員さんとのプラン確認の際、シニア特割が抜けていました。
申し出てその割引が適用され手続完了。
Point !
シニア特割は60歳以上の人が安くなるプランです。ドコモショップでは年齢確認ができません。したがってスタッフに伝えないといけません。プランについては予めこちらで調べてしっかり決めておいた方がいいですよ。
今一度、変更された契約を確認。
「うん、大丈夫」
書類にサインをした後、SH906iに挿さっていたSIMをスタッフに渡しました。
10分後、いよいよ新SIMが手渡されました。
サイズはmicroSIM(ドコモではminiSIMと呼ばれています)。ASUS Zenphone 3 LaserはnanoSIMも選択出来たのですが、そちらを選択するとmicroSDが使えなくなってしまうので、今回はmicroSIMを選択しました。あとはASUS Zenphone 3 Laserを挿しこんでspモードの設定を行って終了です。
spモードの設定ですが
名前
任意。自分がわかれば何でもOKです。APN
spmode.ne.jp認証タイプ
CHAP
SIMフリー端末に設定するSPモードのAPN設定はこれだけです。
ここに書いた項目以外、設定する必要はありません。
しかし、すぐには電波を掴まなかったため “通信事業者(自動)” をタップしました。ここでようやく電波を掴みましたが、念の為、端末で再起動して設定終了です。
※予めGoogleアカウントを取得しておいたことでスムーズにspモードなどの基本設定を行えました、事前にGoogleアカウントの準備がおすすめです
今回は、カウンターに1回も座らずに小一時間程度でプラン変更手続きが完了しました。
母のプラン変更した感想ですが、キャリアの料金プランは非常に複雑ですね。しかし、MVNOの場合、わりとプランがシンプルなものが多く月々の維持費用は安くなりますが、サポート体制やMNPのハードルが高くて中々難しい… 一長一短だなと感じました。
さて、母がスマホデビューして2週間が経ちましたが、Androidの教本を購入し、一つ一つ勉強してはちょっとずつアプリをさわっていました。今はLINEを使って妻と会話しています。音声入力で調べものしています。地図を楽しんでいます。
「良かった…」